RADIAN inc.

branch report

【タイ支社レポート-Vol.2】
JAPAN EXPO in Thailandのイベントレポート

2017.03.27

「JAPAN EXPO in Thailand」は2014年に初めて開催しましたが年を追うごとに参加数も増え、今年2017年は2月10日(金)から12日(日)まで「セントラルワールド」でイベントが開催されました。

 

3年しか経っていないですが今ではタイの中で日本に関するイベントの中で一番大きなイベントになっているかもしれません。

 

他の日本に関するイベントでは、レプリカの観光地や桜、屋台の出店などで日本文化を紹介しますが、「JAPAN EXPO in Thailand」の規模はそれ以上で、大きく分けて日本留学、ファッション、旅行、日本文化紹介、飲食店、ライブステージ、コスプレのゾーンなどもありました。

 

 

まず、日本留学ですがその名の通り日本留学に向けての各日本の大学のブースが出展しております。
興味がある学生は親と一緒に詳細などを問い合わせます。

 

 

 

出展した日本の大学ですが、私が知らない名も多いのですがおそらく全国の各地から来たと思われます。
大学のブース以外に日本に関するクイズを答えて優勝者には奨学金をプレゼントするというイベントも有ります。

 

 

次に、ファッションでは日本の化粧品や、美容に関する製品を売ってました。
ただ、このゾーンには他のゾーンと比べて人が少し少ない感じがしました。
タイの美容に関する市場はほぼ韓国の製品に制圧されているので、日本の製品の知名度が低いからかもしれません。

 

 

3つ目は旅行ですが、県をアピールするためのブースがあり、県を紹介して観光客を増やす事が目的ですね。

 

 

今ではタイは日本旅行はとても盛んになってますので、県の認知度や発展につながると思います。
タイでは4−5年前のビザ手続き無し+格安航空便が生まれたため、3—4年前からタイ人の間で日本旅行のブームが始まりました。
今では日本の有名な観光地にはタイ語もあって、日本語が分からないタイ人でも気軽に旅行できる設備が有るのはうれしいですね。

 

 

日本文化紹介では屋内ステージと屋外のライブステージがあり、時間帯によってアイドルグループ、俳優、歌手などがステージでバフォーマンスを行います。
AKB48やピコ太郎も出演していました。

 

 

私が特に驚いたのがステージを使って日本の県の紹介や日本製品のお菓子の紹介もあった事です。
上の画像はアイドルグループと「ガリガリ君」、福島県のPRです。

 

今まで何度か日本に関するイベントに参加した事が有りますが、観光客を増加させる、商品を紹介するためにステージを使ってPRする所は見た事が有りませんでした。
それだけ日本は外国に向けてのマーケティングに力を入れている事がすごく伝わりました。

 

 

 

「JAPAN EXPO in Thailand」には有名な俳優、歌手、アイドルグループなども参加するので、日本に行く機会が少ないタイ人のファンにとってはとてもうれしいイベントです。
ステージを間近に見て思ったのですが、タイのファンも日本のファンと同じで精一杯ライブを楽しむ姿とノリの良さは「日本と同じだな〜」と分かりました。
日本から来たグループたちも覚えてきたタイ語を喋って会場を楽しませてくれました。
タイ人からみたら外国人が自分たちの言葉を頑張って覚えて喋って意味が通じたときは本当にうれしいと感じますね。
せっかくいろんな有名なグループたちが来たのですから写真を撮りたかったのですが、撮影禁止のグループが何グループかいました。
著作権問題になるからとか告知ましたが、ここはタイ人の感覚では少し不思議に思うかもしれません。

 

タイ人は有名人の写真を撮り、自慢するためにその写真をフェイスブックなどのソーシャルメディアに投稿するので、結果的にその有名人の知名度が口コミのような形で広まっていきます。なのでせっかくのイベントに来たの知り合いに自慢したい・その有名人たちの晴れ舞台なのにどうして撮影してはいけないのかよくわからないタイ人も多数いるでしょう。もちろんその有名人のプライベート時間で撮影禁止と言えばファンも引き下がります。

 

 

 

飲食店のゾーンでは日本の屋台などプロの日本人料理人がわざわざタイに来て料理を作ってました。

 

 

ただ食材なども輸入した物なのか一緒に持ってきた物なのか値段がかなり高く設定されてました。
日本円とタイバーツの通貨が100円:30バーツと仮定した場合で説明すれば、タイの通常の料理一品では約40〜50バーツ(約130〜180円)程ですが、
日本やタイの料理にもよりますが一品約80〜200バーツ(約300〜700円)程で、量もかなり少ないと感じました。
私もこのイベントに来て「一杯食べよう!」と思ってましたが、値段と量をみたら買う気がかなり減って残念でした。
屋台全部回ってみたのですが、値段が高いからなのか買う人もそんなに無かったです。もう少し値段を下げてくれればもっと買う人が多かったと思います。

 

 

コスプレゾーンでは日本と同じくコスプレ大好きな子供たちが集まります。
日本のコスプレイベントとタイのコスプレイベントを見て思ったのが「年齢層にあまり差がない」ことでした。

 

 

日本では子供から40世代ぐらいの人もいましたが、タイでは中学生から20代後半ぐらいまでだと思いました。
日本では大人の世代でも普通に漫画・アニメが好きな人がいますが、タイでは漫画・アニメは40代以降は興味がないのもありますが、「漫画・アニメとか時間の無駄」と考える大人もいるためあまり普及してないのが理由です。
コスプレの話に戻りますが「結構大胆なコスプレする子も増えたな」とも思いました。
日本のコスプレで普通に見かけるミニスカート、へそ出し、胸元が見える服装など露出度が有る服装はタイの習慣や大人の間ではあまり好ましくない服装です。
なので、前までのコスプレイベントも布や生地が多い服装が多かったのですが、このイベントに行ったら日本ほどではないにしろ露出度が結構ある服を着る子もいて結構驚きました。
少しずつですがタイも日本の文化になじみつつあるかもしれないです。
ちなみに胸を隠す生地が殆どない、お尻が見えるなど過激なコスプレはタイでは完全にアウトです。

 

以上のようにいろんな方面で日本文化に関心を持つタイ人は毎年増加しており、日本文化もタイ人に浸透しつつ有ります。
イベントに参加する人も毎年増加していると感じ、もしかしたら来年ではもっと広い場所に移動するかもしれません。

 

(PONGSITH)

 

 

 

 

recommend